甘い容器...?
< 薬局で見かけた新製品 >
今週はかーしーが担当です。
さて、先日薬局に買い物に行った時、面白いものが、販売されているのを発見しました。
一風変わったデザインの洗剤がずらーっとならんでいて、なんだろうと近づいてみると
製品と一緒に説明書が置かれていました。
必要がないし、購入する勇気もなかったのでとりあえずそれだけ持ち帰ることに。
ニュージーランドの環境と人にやさしい老舗ナチュラルトータルケアブランド「エコストア」。
キッチン、ランドリーなど家庭用洗剤からスキンケア、ベビーケアなどなど、様々な製品を販売して
いるとのこと。
< 原料は甘いあの食べ物 >
説明書の中身を読んでみると、製品についての詳細や企業の理念について書かれていました。
その中でも興味深かったのが、製品の容器の原料が石油由来のプラスチックではなくサトウ
キビから作られていたことです。
シュガー・プラスチックなるものから作られており、100%リサイクル可能だそうです。
なぜサトウキビが原料として使われているのか調べてみたところ、サトウキビは化学肥料を
必要とせず、環境負荷の少ない植物として知られている為、原料として使用されているみた
いです。
確かに、植物として成長する過程で二酸化炭素を吸収し、炭素の固定化だけでなく、石油由
来プラスチックを使わないことによる環境への配慮も可能となることから、代替品としては
最高ですね。
また、製品のデザインもいいですね。
シンプルで写真が白黒という点もグッドポイントです。
< エコは新しいビジネス >
以前までは環境と経済は二項対立的だと思ってましたが、実際はそうじゃないみたいです。
バラスト水に関してもそうですが、環境に配慮した取組みは既存のシステムを排除するだけ
でなく、今回紹介したサトウキビ製品のような、そこにとって変わる新しいビジネスも生み
出します。
またIoTやビッグデータ、AI、ICTなどの新技術によって社会が大きく変動する潮流に合わせて、こ
のような動きも必要になってくると思います。
エコの先には環境保全があり、環境保全の先には人間社会への還元がなされると思います。
しかし、こういった製品を個人個人が買って普及させるのには限度があるとも思えます。
例えば飲食店や、大型リゾートなどが率先してこういった製品を利用すると、多段的に効果が
あるのではないでしょうか?
法律でしてくれ〜、とは言いませんが、政府が斡旋するなど、社会の動きとしてはこういった
製品をトップダウンで導入して欲しいですね。
今週は以上です。
次回は冬太が更新しますので、お楽しみに