海洋ゴミ回収装置 「Ocean Cleanup Array」

 

こんにちは!今週の担当はなこちゃんです。

梅雨が明けたと思ったら、暑さがどっとやってきましたね、、!

 

先週末には日本の多くの場所で35度を超える猛暑日となったそうです。

 

水分補給をこまめにするなど、熱中症対策をしっかりとやっていきたいところですね。

 

さて、今回のテーマは「海洋ゴミ」。海ごみに関する内容は他のメンバーもとりあげてきましたが、今回は少し違ったアプローチの解決方法を見ていきたいと思います!!

 

「The Ocean Cleanup Array オーシャン・クリーンアップ・アレイ」という海洋浮遊物除去装置をつかって海洋を漂うプラスチックごみを回収するというもの。

85singo_Ocean-Cleaning-System

https://tabi-labo.com/167164/ocean-cleanup

 

海流の力と太陽光などの自然エネルギーを利用して可動するため、人も、地球温暖化の原因となる温室効果ガスをも使わずに海の掃除ができるというわけです。

 

なんとこの装置を発明したのは当時17歳であったオランダ出身のボイヤン・スラットくんです。

 

その後彼は、NPO基金「The Ocean Cleanup」を創設し、クラウドファンディングで世界各国から出資を集めました。

 

集まった出資金をもとにプロジェクトは始まりました。

 

目的は、海洋ゴミを一掃することであり、その第一歩として2020年までにカリフォルニア・ハワイ沖の間に、長さ100キロの大型機材を設置する目標を掲げているそうです。

 

そんな大掛かりなことが行われているのかと他人事のように思いますが、実は日本にも関係する話なんです。

 

2016年には長崎県対馬でも、実験が行われました。日本の近くには世界中の海ごみが集中する太平洋ごみベルトがあります。

 

この装置はまだまだテスト段階ですが、世界中が注目している技術であり、近々導入される日がくるかもしれません。

 

個人的には、テクノロジーに頼りすぎずに、個人一人ひとりがもっとゴミに対して責任をもつことが世界中のごみ問題の根本的解決になると考えています。

 

しかし、それはこれからゴミ問題を予防するために必要なこと。今ある海ごみをどう回収するかに焦点をあてた、壮大な発想はすごくおもしろいと思いシェアさせていただきました!

 

世界中には様々な「ごみ」の問題が存在し、私たちの生活と密接につながっています。

 

様々な解決のアプローチに目を向け、自分には何ができるのか考えるきっかけになればうれしいです。

 

では今回はこのへんで!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!!

 

参考文献:
tabi-labo.com

ikibeach.com

www.theoceancleanup.com

プラスチックストローは世界で6番目に多いごみの種類!?

 

こんにちは!皆さん大雨の被害は大丈夫でしたか?

私は東京から京都に帰る際、予約していたバスが急遽運行キャンセルになり、新幹線で4時間半ほどかかって無事京都に帰ることができました・・・。

この前の地震といい、最近自然災害が多く発生していて怖いですね・・・。

いつ何が起きても大丈夫なように、日頃の備えはしっかりとしておきましょう!

 

――――――――――――――

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回はまっすーこと大井がお届けします。

今回も前回のレジ袋に引き続き、プラスチックごみについてです。

 

 

 

皆さんが日頃、スターバックスタリーズマクドナルドといったお店で飲み物を買ったとき、カップと一緒についてくる細長いものはなんでしょう?

 

 

 

 

そうです!ストローです!

 

 

 

実はプラスチックストローは世界で6番目に多いごみの種類ってご存知でしたか?

 

 

他のプラスチック容器に比べ、ストローはリサイクルしにくい素材が使われていることから、リサイクルされているのは1%だけだそうです。

 

 

そんな中で動きをみせたのが、マクドナルドです。

 

 

2018年3月末、英国とアイルランドにある店舗で、プラスチックストローの使用を中止し、代わりに紙製のストローを使用する方針を決めたそうです。

 

2019年には英国の全店舗でプラスチックストローの使用を廃止する計画がされており、ベルギーやフランスといった他のヨーロッパの国々にもこの動きが広がっています。

 

 

 

日本ではまだこの動きは始まっていませんが、プラスチック離れは世界中でどんどん広がっています。

 

 

ケニアの例のように、政府が率先してプラスチック製品の禁止令やリサイクル活性化に向けた取り組みを推進していくことで、より積極的にプラスチックのごみを減らすことができるのではないでしょうか?

 

私たちも少し意識するだけで、自分が出すプラスチックのごみの量を減らすことができるのではないでしょうか?

 

プラスチックストローをきっかけに、考えてみてください。

 

参考記事:

www.cnn.co.jp

sustainablejapan.jp

www.bloomberg.co.jp

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

また来週の更新をお楽しみに~

 

ケニアのゴミ事情とレジ袋禁止令!?

 

 

みなさんこんにちは。

 

2回生のかまちょこと鎌田です☺︎

 

ここ最近蒸し暑い日々が続きますが、めげずに学校に会社に頑張りましょう!

 

それでは早速、本日の話題...

ケニアのゴミ事情とレジ袋禁止令についてです!

 

 

 まず、ケニアの基本情報から。

 

 

ケニアは東アフリカに位置し、国の大きさは58万㎢と日本の1.5倍ほど。

人口は現在4970万人で年々増加しています。

公用語スワヒリ語と英語。

スワヒリ語で「こんにちは!」は「ジャンボ!」です。

最も有名な民族にはマサイ族が挙げられます。

 

イメージが湧いてきましたか?

 

 

 

 

昨年の八月末から、このケニアではレジ袋が法的に禁止となりました。

製造、販売、輸入に重ね、

レジ袋の使用で最長4年の禁固刑最高4万ドル(日本円=400万円)の罰金刑が科せられる場合があります。

 

驚きの数字ですね!

 

 

 

ケニアでは人口の増加に伴い、廃棄物の増加が高まっています。

ケニアの人々が暮らすすぐそばに、ダンプサイトと呼ばれるごみ捨て場が広がっているという現状です。

 

 

家畜によるレジ袋の誤食、路上投棄があることが今回の厳しい禁止法に繋がったようですね。

 

 

ケニア含むアフリカ諸国では家庭ゴミの収集がないため、容易に路上投棄することが想定できます。

 

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分解に時間のかかるレジ袋は路上投棄され海に行き着くと、魚が誤食してしまったり、食物連鎖による人間への影響が懸念されます。

 

 

 

 

この思い切った革新的な禁止法により、このような重刑であればレジ袋のポイ捨ては防げるでしょう。

 

レジ袋禁止法成立に10年間を経て、三度目の試みであるケニア

 

他にもケニアではエネルギー源の7割は再生可能なものであり、こうした点では環境先進国と呼べます。

 

 

 

まだまだ、ケニアから学べるところがたくさんありそうです。これからレジ袋禁止法がどう影響を与えるのか注目していきたいと思います。

 

もしケニアに行くときはレジ袋にご注意を!!

 

 

 

 

 

一週間遅れてしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今後も交代でnatuRableメンバーがブログを更新します。

来週もお楽しみに!! 

 

 

ごみベルトって何?その影響は?

こんばんは。

 

近畿地方にお住いのみなさん、今朝の地震は大丈夫でしたか?

 

亡くなった方にお悔やみ申し上げるとともに被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 

今後も地震や雨に注意してお過ごしください😢

 

 

 

さて今回はほそかわがお届けします。

 

更新が遅れて怒られました…反省…。(といいつつ今回もギリギリ)

 

今回のテーマはプラスチックによる海洋汚染とそれによる人への影響です。

 

みなさん、「ごみベルト」って聞いたことありますか?

 

海に浮かぶごみのことで、大量に集まり帯のようになっていることからそう呼ばれています。

 

最も深刻な地域は日本の南側からカリフォルニアにかけての北太平洋

 

そして大西洋にも同様にごみベルトが存在しています。

 

このごみベルト、様々なごみから成るのですが、その多くはレジ袋やペットボトル、発泡スチロール等のプラスチックだと言われています。

 

プラスチックは化学製品…分解が難しく、また軽くて水に浮くので処理が難しいという課題を抱えています。

 

さらに、このごみが海に様々な悪影響を与えています。

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

こちらはナショナルジオグラフィックに掲載された東京農工大学・高田秀重先生の連載です。

 

プラスチックによって生物が汚染され、さらにそれを食べるわたしたち人間にも影響があることがわかります。

 

しかしまだきちんと分かっていないのが現状。

 

影響がきちんとわかっていない、ということはまだ安全に関する基準がないということです。

 

さらにこれからまだまだごみの量が増えることが予想されています。

 

わたしたちが何気なく捨ててしまった、放置してしまったごみが大きな問題をうみ、最後には自分たちに跳ね返ってきてしまいます。

 

これから夏を迎えるということで海や川に行かれる機会もあるかと思いますが、この話を思い出してごみはきちんと持ち帰るようにしていただければとっても嬉しいです。

 

それでは本日はこの辺りで!

 

おやすみなさい。

廃棄物を活用”アップサイクル”

 

みなさんこんにちは!
雨の日が続くしんどい時期ですが、
今週も頑張ってブログを更新しますよ~
担当は2度目のまゆまゆです!

早速ですが、今回はアップサイクルの取り組みについて取り上げたいと思います。

アップサイクルとは、不要な廃棄物を新しい素材につくり変えることです。

リサイクルと何が違うの?と思った方もいるかもしれませんが、アップサイクルは単なる再利用とは異なり、元の物の特徴を活かし、デザインの力などを借りることで「元の製品よりも価値を高めること」を目的としています。

 

 

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http://yadokari.net/upcycle-yadokari/22771/

 

例えば、これは廃棄のサイクルが短い広告垂幕や商店街のフラッグからつくったハンドバッグです。

このようにアップサイクルで作られたものを実際に販売している専門ショップなどもあるようです。

 

廃棄物をただ再利用するよりも、デザインやクリエイティブな視点でアップサイクルすることで、よりポジティブに物の循環を見直すことができますよね!

  

アップサイクルは個人個人が物の循環を産み出す意識をもつための1つの有効な手段として現在世界各地で広がっており、日本でも数年前からアップサイクルをコンセプトとしたさまざまな活動や取り組みが出始めています。

 

今回は簡単なご紹介だけになりましたが、今後機会があれば大規模なアップサイクルプロジェクトや、企業が行っているアップサイクルの取り組みなどについてもご紹介できたらと思います!

 

一般の人が気軽に参加できるワークショップなども開催されていたり、調べてみると他にも面白いものがたくさんあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください~

「ごみゼロ」を目指す町、上勝町

みなさん、こんにちは!そしてはじめまして。

立命館大学国際関係学部2回生のなこちゃん、こと小杉日奈子です。

 

さて、今回は「ごみゼロ宣言」を日本で初めて宣言し、町全体でゴミの分別、減量に取り組んでいる徳島県上勝町の紹介です。

 

なんとこの町のことを私が初めて知ったのは、インドネシアの友達に

「KAMIKATSU知ってる?」と聞かれた時でした。

 

日本人の私より日本のこと知ってる、!と驚きつつも調べてみると、これがすごくおもしろいんです!

 

まずは基本情報。人口は約1700人で、その半分が60歳以上が占めるという過疎高齢化地域だそう。

しかし、この町には視察目的で国内外から年間約2500~2600人が訪れるそうです。

(2003年で)

 

 2018樫原の棚田

www.kamikatsu.jp/

 

では本題の「ごみゼロ宣言」とは一体何なのか。

 

2020年までに、焼却、埋め立てに頼らないごみゼロを目指すというもの。

 

具体的な内容や設定年は違えど、上勝町が発表した時点で世界ですでに、オーストラリア、カナダなどが宣言していたらしいです。

 

ではどうやってこれを達成しようとしているのでしょうか。

 

まず、上勝町ではNGO団体やリサイクル業者が町や住民と協力して、ゴミの分別、またはリサイクルに取り組んでいます。

s_DSC_0523

https://greenz.jp/2013/11/08/kamikatsu/

 

ゴミ収集車はなく、自分たちでゴミステーションにゴミを分別しにくるそうで、なんと分別の種類は34種類!?

 めんどくさいと思えばそこまでですが、逆に考えれば、そこまでする理由があるということです。

 

例えば、プラスチック容器包装は、プラスチック製品であるRPF(固形燃料)にリサイクルされます。

また、自らゴミステーションに足を運ぶことで運搬費用や人件費が浮きます。

 

環境的にも財政的にもメリットがあるんですね!

 

このメリットを、NGOの方が高齢者やこどもにもわかるように

説明しているそうです!

 

みんなが、何のために分別をするのかを理解し、

納得して取り組むことができている。

 

それが本当に素敵なことだと感じました♪

 

現実問題、ほとんどの人が分別をめんどくさいと感じていると思います。

確かに、手間も時間もかかります。

 

しかし、その分メリットがあるし、なにより

・ゴミだと思っていたものが新たに資源となって価値をうみだす

・クリーンな環境を自分たちで作ることができる

 

それらによって得られる喜びのほうが大きいのではないか、と私は思います。

 

将来、上勝町のようなごみ収集の仕組みや

それを支えるコミュニティをそなえた町や市が増えることを願いつつ、

今回の記事を締めたいと思います!

 

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

次回もお楽しみに~

 

 

 

世界中で採択!?”これからもずっと”発展するための17つのルール

みなさん、こんにちは。

立命館大学経済学部3年生のじぇねしーこと、東田一起です!

 

みなさんは世界中でホットなテーマになっている『SDGs』というものを耳にされたことがありますか??

 

「初耳!」

「なにそれ??」

という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回はこの『SDGs』についてかる〜くお話させていただきます。

 

SDGsとは】

 

2015年9月に国連のサミットで採択された「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」にて記載をされている国際目標のことです。

 

 

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主に17つをテーマに取り上げられており、世界中の国々や団体が目標達成のために活動に励んでいます。

 

 

SDGsの特徴】

 

①全ての国が対象

 

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 これまでに国連で採択され、SDGsと同じように目標達成に向けて励んだ「国連ミレニアム宣言」は途上国を対象にした目標ばかりでした。

 

しかしながら、この新たに採択されたSDGsは先進国を含めた全ての国と地域が対象になっており、普遍的な目標として掲げられるようになっています。

 

 

②経済、社会、環境の3つの側面に対応

 

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このSDGsには17つの目標の上に3つの概念が軸になっています。

 

それは

「経済」

「社会」

「環境」です。

 

この3つの軸に向けて、様々なコミュニティが取り組むべき目標が掲げられています。

 

持続可能な経済成長は、2008年から度々起こる経済危機の影響が残る中で雇用や失業、格差の問題解決に向けて提言されています。

 

社会は万人が人権を尊重され、LGBTや人間らしさを感じる社会を目標とされています。

 

そして環境はこれからを生きる次世代の人たちが不自由なく生活できることを目標として設定されています。

 

いかがでしたでしょうか?

SDGsのちょっとしたお話をさせていただきました。

 

ぜひ興味を持った方は一度調べてみたりしてみてください!

 

ー参考ー

SDGsについて:2030アジェンダ | 国連広報センター