「ごみゼロ」を目指す町、上勝町

みなさん、こんにちは!そしてはじめまして。

立命館大学国際関係学部2回生のなこちゃん、こと小杉日奈子です。

 

さて、今回は「ごみゼロ宣言」を日本で初めて宣言し、町全体でゴミの分別、減量に取り組んでいる徳島県上勝町の紹介です。

 

なんとこの町のことを私が初めて知ったのは、インドネシアの友達に

「KAMIKATSU知ってる?」と聞かれた時でした。

 

日本人の私より日本のこと知ってる、!と驚きつつも調べてみると、これがすごくおもしろいんです!

 

まずは基本情報。人口は約1700人で、その半分が60歳以上が占めるという過疎高齢化地域だそう。

しかし、この町には視察目的で国内外から年間約2500~2600人が訪れるそうです。

(2003年で)

 

 2018樫原の棚田

www.kamikatsu.jp/

 

では本題の「ごみゼロ宣言」とは一体何なのか。

 

2020年までに、焼却、埋め立てに頼らないごみゼロを目指すというもの。

 

具体的な内容や設定年は違えど、上勝町が発表した時点で世界ですでに、オーストラリア、カナダなどが宣言していたらしいです。

 

ではどうやってこれを達成しようとしているのでしょうか。

 

まず、上勝町ではNGO団体やリサイクル業者が町や住民と協力して、ゴミの分別、またはリサイクルに取り組んでいます。

s_DSC_0523

https://greenz.jp/2013/11/08/kamikatsu/

 

ゴミ収集車はなく、自分たちでゴミステーションにゴミを分別しにくるそうで、なんと分別の種類は34種類!?

 めんどくさいと思えばそこまでですが、逆に考えれば、そこまでする理由があるということです。

 

例えば、プラスチック容器包装は、プラスチック製品であるRPF(固形燃料)にリサイクルされます。

また、自らゴミステーションに足を運ぶことで運搬費用や人件費が浮きます。

 

環境的にも財政的にもメリットがあるんですね!

 

このメリットを、NGOの方が高齢者やこどもにもわかるように

説明しているそうです!

 

みんなが、何のために分別をするのかを理解し、

納得して取り組むことができている。

 

それが本当に素敵なことだと感じました♪

 

現実問題、ほとんどの人が分別をめんどくさいと感じていると思います。

確かに、手間も時間もかかります。

 

しかし、その分メリットがあるし、なにより

・ゴミだと思っていたものが新たに資源となって価値をうみだす

・クリーンな環境を自分たちで作ることができる

 

それらによって得られる喜びのほうが大きいのではないか、と私は思います。

 

将来、上勝町のようなごみ収集の仕組みや

それを支えるコミュニティをそなえた町や市が増えることを願いつつ、

今回の記事を締めたいと思います!

 

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

次回もお楽しみに~