Micronesia News #3 【🇫🇲×SDGs】

みなさま、お久しぶりです。Micronesia Newsのお時間がやってきました。本日は冬太が担当です🇫🇲🌱

Micronesia Newsもこれで三回目。今まではミクロネシア連邦の新法やリサイクルセンターの設立など、環境問題に注目して紹介してきました。(URL添付しておきます。)

 

Micronesia News #1【ミクロネシア連邦の新しい法律】

https://naturable.hatenadiary.jp/entry/20200218/1582007734

 

 

Micronesia News #2 【ポンペイ島にリサイクルセンター誕生か!?】

https://naturable.hatenadiary.jp/entry/20200504/1588559897

 

 

本日は、🇫🇲×SDGsということで、ハイレベル・ポリティカル・フォーラム 2020で報告されたミクロネシア連邦SDGs達成に向けた取組を紹介します!なお、これらの報告はSDGs Knowledge Platformに文書化されています。(最後にURL添付します。)

 

前置きが長くなりました、それでは🇫🇲の取組をみていきましょう!

 

FSM identified 89 SDG targets, with an accompanying 90 SDG indicators, linked to the FSM Strategic Development Plan, 2004-2023”

 

ミクロネシア連邦は経済成長計画に関わる89個のターゲット達成を目指しています。」

SDGsには計169のターゲットがあるのですが、そのうち89個のターゲットに限定しているようですね。ちなみに、Strategic Development Plan(経済成長計画)には農業や漁業、観光や環境、教育やジェンダーといったセクターにフォーカスされています。

 

f:id:natuRable:20200706143357j:image

 

 

FSM has prioritized the production and use of data to monitor SDGs and inform national policies and programming”

 

ミクロネシア連邦SDGs達成の評価をするためデータの作成・利用を優先しています」

これは私も知りませんでした😲National Biodiversity Strategy and Action Plan(NBSAP)、つまりミクロネシアの環境問題解決へのアクションプランを纏めた資料をみてみますと、Monitoring(監視)をさまざまなテーマで採用しているんですね。調査し、課題把握や改善に努めているのかと考えられます。

 

f:id:natuRable:20200706143343j:image

 

 

 

2030年までの達成に向けて彼らの感じる「課題」はなんなのでしょうか?おおきく3つ、公表しています。

 

・“Coupled with limited human resource capacity in priority sectors such as education and health, delivery of necessary services to FSM citizens will be impacted”

 

・“Our livelihood as a Big Ocean State is threatened by the existential threat of climate change, overfishing and vulnerability to natural disasters and sudden shocks like COVID-19"

 

・“Data related complexities remain a significant challenge in defining targets for the prioritized indicators for monitoring SDGs in the FSM.”

 

とても簡単に訳すと、

・コンパクト(アメリカからの資金援助)がなくなってしまうと教育や健康など市民の私生活に影響を与える課題

・彼らの生活は気候変動やコロナなどのパンデミックに非常に弱く大きな損失を被る課題

・複雑なデータはターゲットを定義するのが難しい課題

 

このような課題に直面していると公表しています。とりわけ、2023年までのコンパクト停止(資金援助の停止)は国家歳入の約半分の消失を意味しますので、SDGs達成がかなり厳しくなることが予測されます。調べてみるとやはり、彼らが直面している問題の深刻さがわかりますね😲💦

 

 

 

以上で本日のブログを終わります。ミクロネシア連邦はどのゴール達成に尽力しているのか、どう達成に向け取り組んでいるのか、また課題はなにか紹介しました。最後に本日紹介した、いくつかの文書のURLを添付しておきます。具体的なアクションプランが書かれておりますので、気になる方は下記URLからご覧ください。ここまで読んでいただきありがとうございました!🇫🇲 🌱

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

〈参考〉

ハイレベル・ポリティカル・フォーラム 2020→https://sustainabledevelopment.un.org/memberstates/micronesia

 

Strategic Development Plan→https://fsm-data.sprep.org/system/files/cobp-fsm-2015-2017-sd-02.pdf

 

National Biodiversity Strategy and Action Plan(NBSAP)→https://sustainabledevelopment.un.org/content/documents/1486micronesia.pdf