てんぷら油をバイオディーゼル燃料に

こんにちは。

今週のブログはだいきが担当します。

先日natuRableは京都市にゴミ処理施設の見学に行ってきました。

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横大路学園、南部資源リサイクルセンター、廃食用油燃料化施設をバスで順に周回して、施設の人からいろんな話を聞いて、とても有意義な時間が過ごせました。

 

今回のブログは京都市食用油燃料化施設で学んだことについてです。

 

みなさんはバイオディーゼル燃料をご存知でしょうか。

バイオディーゼル燃料は、家庭やレストラン、食堂から回収された使用済み天ぷら油をメタノールと反応させることで、粘性や引火点を低くし、ディーゼル車で利用できる燃料に精製したもので、環境に優しい燃料です。

 

なぜなら、バイオディーゼル燃料を燃焼させると、二酸化炭素を発生しますが、植物は成長過程に光合成によって二酸化炭素を吸収するので、二酸化炭素の増減に影響を与えないのです。この二酸化炭素の循環サイクルをカーボンニュートラルといいます。

 

京都市は市民とのパートナーシップにより、各回収拠点にポリタンクを設置し、毎月家庭から使用済み天ぷら油を回収しているそうです。

 

京都市が家庭やレストランから回収してバイオディーゼル燃料に精製する量はなんと年間約101万リットルにのぼり、その燃料は、京都市のゴミ収集車145台、市バス104台に用いられています。この取り組みにより、年間約2600トンの二酸化炭素を削減できています。すごいですね。

 

食用油バイオディーゼル燃料にすると、化石燃料の使用抑制に伴う地球温暖化防止や、循環型社会の形成を促進することができます。

 

京都市にお住まいのみなさんは、ぜひこの取り組みに協力してみてください。

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