ゴミと野菜を交換!グリーン・エクスチェンジ
みなさんこんにちは!
最近はすっかり暖かくなり過ごしやすい季節になってきましたね。
今週はまゆまゆがブログを更新します!
今回は、貧しい地域で行われている優れた環境政策についてご紹介したいと思います。
ブラジル南部にある人口約170万人のクリチバという地域をご存知でしょうか。🇧🇷
クリチバ市は1991年にグリーンエクスチェンジとよばれる制度を開始しました。
これは、プラスチックや缶などのリサイクルゴミを野菜と交換するというシステムです。
ゴミと野菜の交換比重は4:1
4キロのリサイクルゴミを持っていけば、なんと1キロ野菜がもらえるのです。
ゴミからリサイクルした製品の売り上げでまかないきれない、野菜の購入費は市が負担しています。しかし、リサイクルによるゴミの減量によって埋め立て地がいっぱいになるまでの期間も伸び、また、市民が自ら積極的にごみを集めることで市の清掃にかかる費用も減り、市財政にもプラスの効果になっているそうです。
この制度が取り入れられる以前からゴミの分別啓発を行っていたそうですが、貧しい家庭まではなかなか浸透していませんでした。グリーンエクスチェンジによって、市民がゴミの資源としての価値を理解し、分別に対する意識が変わったことで、ゴミの散乱なども無くなったといいます。
私たちが活動を行うミクロネシアでも、制度や設備が不十分であることから、人々のリサイクルやゴミに対する意識の低さがあると感じていました。
環境によいだけでなく、貧しい人にとってもプラスになるこのような制度は多くの地域で取り入れられてほしいですね。
参考:
http://kankyo.tenji-kai.jp/corner/ecocity.html