ケニアのサンダル小型帆船 船上で環境教育
こんにちは!
今週はたろうが担当させていただきます。
令和もnatuRable をよろしくお願いします。
さて、皆さん新学期になり一ヶ月が経ちましたが新しい環境、生活に慣れましたか?
僕は学年が上がって新入生が入ってきて、新鮮な気持ちで日々生活しています。
natuRable としては国内活動が春休みに終わり、夏のミクロネシア渡航への準備を進めているところです。
去年の渡航を思い出してみんな、懐かしいなぁ〜また行くの楽しみだ〜と今年の渡航への期待を感じています。
少し前置きが長くなりましたが、今回は プラごみ対策が進んでいるケニアでの取り組みを紹介します。
今年一月ケニアの海岸の町、ラムから一隻の小さな船が隣国のタンザニアに向けて出航した。
船の名は、「フリップフロッピ」。英語でフリップフロッピと呼ばれるビーチサンダルにちなんでいます。
その名の通り、全長9メートル重さ7トンの船は全て、ケニアの海岸で集められたプラスチックごみと捨てられたビーチサンダルで造られている。
プロジェクトは2016年深刻化する海のプラスチックごみ問題への市民や政府の関心を高めることを狙いケニアの活動家やビジネスマンのアイディアに国際環境計画が協力して始まった。
船上で環境教育を行い寄港地で多くの子どもたちに使い捨てプラスチックの問題や再利用、リサイクルの重要性を伝えた。
また地元の観光業者多数が『脱使い捨てプラスチック』を宣言したと成果も出ている。
問題の深刻さを広く伝えるにはどうしたらいいか、考えるべきだとプロジェクトの創設者は語る。
この活動は目で見て分かるので子供達にも伝わりやすく、効果的だと感じますね。
また、浜辺へ打ち上げられたビーチサンダルを動物のおもちゃに生まれ変わらせる活動もしていて、ごみというネガティブなものからポジティブなものに生まれ変わらせる発想。
実感してもらうことが理解しやすい、このことはミクロネシアで行う環境教育でも同じことが言えると思いますね。自分たちの活動にも取り入れると効果的かもしれません。
今年は「実感する」ことをテーマとして環境教育の内容を考えていってもいいですね。
では今週はこのあたりで
また来週!
参考:中国新聞2019年4月4日
Earth Day (4/22) ~in America~
こんにちは。アメリカ留学も残すところ一か月をきった、なこちゃんこと小杉です!
さてみなさん、Earth Day (アースデイ)4月22日をご存知ですか?
これは、産業による汚染が激しかった1970年にアメリカで誕生し、今では地球への関心を表現する日、つまり環境問題に対する呼びかけなどが世界中で行われる日となっています。
私が留学しているミネソタ大学でも、環境に関連する学生団体が共同で運営するアースデイイベントが行われました。
今回はEnvironmental Justic(環境正義)について取り組む団体が主体となって企画され、歌やダンス、食事やワークショップをとおして、そこに集まった人々が一体となって楽しく環境正義について考えようというものでした。
「環境正義」日本であまり耳にすることがない言葉です。これは、お金持ちよりは貧困層、男性よりは女性、白人よりは黒人やヒスパニック系いわゆる社会的弱者と呼ばれる人々が環境問題の影響を受けやすいという特徴を問題視し、生まれた言葉です。
例えばアメリカでは1980年代、廃棄物の有害物質が処理される施設が黒人や先住民がすむエリアに集中しているということが問題になりました。
ダイバーシティが存在するアメリカでの話でしょ?と思うかもしれません。
しかし日本でも事例があります。
福島で生産されたエネルギーは首都圏に送電されていました。これは都市に住む人々のために郊外に住む人々がリスクを被っている、と捉えることができます。
そのため環境正義の観点からこの問題をとらえることもできるのです。
もっとグローバルにみると、先進国で消費されたゴミが途上国へ輸出され、劣悪な環境で処理されその周りに住む人が被害を被るといったことも考えられます。
少し重たい話のように聞こえるかもしれないけれど、ふだん何気なく生活しているなかでもこういった環境に関連した不平等は存在します。
食、ファッション、住居、エネルギー、、、私たちの生活はあらゆる環境問題と密接につながっています。
目をつぶってしまうのは簡単です。
だけど少しでも私たちが生活する地球全体のことを考え行動できたら、世界はもっと良い方向に動いていくはず。
今回のイベントをとおして、年齢や人種、日常の生活スタイルは様々でも、こうやって一つの場所に集まり、同じ問題意識をもって世界を変えたいという想いを一つにした時、パワーがうまれそれが日常の原動力となり、世界を動かすことができるんだと強く実感しました。
日本にいる私たちも、日常の中で、環境について考えたり、友達と会話したりすることはできます。
そして一人でも多くの人が、環境によりよい行動を少しづつでもとれるようになると、世界で無数に存在する環境問題も少しづつ解決に近づいていく、そう私は信じています!
私達は、ひとつの地球を分け合って生活しているということを忘れずに。
ゴミと野菜を交換!グリーン・エクスチェンジ
みなさんこんにちは!
最近はすっかり暖かくなり過ごしやすい季節になってきましたね。
今週はまゆまゆがブログを更新します!
今回は、貧しい地域で行われている優れた環境政策についてご紹介したいと思います。
ブラジル南部にある人口約170万人のクリチバという地域をご存知でしょうか。🇧🇷
クリチバ市は1991年にグリーンエクスチェンジとよばれる制度を開始しました。
これは、プラスチックや缶などのリサイクルゴミを野菜と交換するというシステムです。
ゴミと野菜の交換比重は4:1
4キロのリサイクルゴミを持っていけば、なんと1キロ野菜がもらえるのです。
ゴミからリサイクルした製品の売り上げでまかないきれない、野菜の購入費は市が負担しています。しかし、リサイクルによるゴミの減量によって埋め立て地がいっぱいになるまでの期間も伸び、また、市民が自ら積極的にごみを集めることで市の清掃にかかる費用も減り、市財政にもプラスの効果になっているそうです。
この制度が取り入れられる以前からゴミの分別啓発を行っていたそうですが、貧しい家庭まではなかなか浸透していませんでした。グリーンエクスチェンジによって、市民がゴミの資源としての価値を理解し、分別に対する意識が変わったことで、ゴミの散乱なども無くなったといいます。
私たちが活動を行うミクロネシアでも、制度や設備が不十分であることから、人々のリサイクルやゴミに対する意識の低さがあると感じていました。
環境によいだけでなく、貧しい人にとってもプラスになるこのような制度は多くの地域で取り入れられてほしいですね。
参考:
http://kankyo.tenji-kai.jp/corner/ecocity.html
フィンランドの洋服事情。
こんにちは。
みなさんお久しぶりになってしまいましたが、
natuRableは現在も元気に活動中!!
今回の担当はかまちょです!
春休み中も様々な活動を行いましたが、その模様はおいおいに持ち越しまして…
現在新入生を募集しております♪♪
natuRableの活動が気になる方はお気軽に質問等してくださいね^^
さて、今日は服のサステイナブルについての話題です。
実は、ファッション業界は石油産業の次に地球を汚染していると言われています。
例えば、一本のジーンズを作るのに
・6800リットルの水を使用
・川の汚染(汚染の約20%が合成染料によるもの)
・綿の栽培に全体の16%の殺虫剤使用
このようなファッション業界による環境汚染はご存知でしたか?
これについて対策をとっているのが、
ムーミンでよく知られる、日本から一番近い欧州であるフィンランド。
フィンランドの人口は北海道と同じくらいで、日本とフィンランドは今年、国交樹立から100周年なのです!
クロージングライブラリーという会員になればいくらでも服を借りられる服版図書館や、フリーマーケットが定着しています。
このフィンランドのもっとも最大なフリーマーケットが、クリーニングデイというもの。
通常のフリーマケットと違うのはWebページにポイントするだけで、自宅の前の歩道や近所の公園でものの売り買いができるという点。
車を使わずに窓からものを投げ捨てる感覚でフリーマーケットがしたいという発想からこの企画がスタートしたのだそうです。
この気軽さから現在はフィンランド全域二万箇所で開催されるまでになっています。
散歩しながら住人みんなで楽しめそうです!!
とっても素敵なイベントですね♪
今日はここまでにしまして、来週からもnatuRableのメンバーが代わりばんこにブログを更新していきます!
あたたかく見守ってくだされば幸いです*
ありがとうございました!
プラスチック削減へ -LUSH の取り組み-
こんばんは!
今週はりょうたが担当させていただきます!!!
先週末は寒さが厳しかったですね。お体の具合はいかがですか。体調を崩されないように気をつけてくださいね。
さて、今週は、多くの方々がご存じである化粧品会社LUSH(ラッシュ)の取り組みをご紹介します。
LUSHといえば入浴剤、石鹸といったさまざまな商品が店頭に並んでいますよね。実はその内の多くの商品がプラスチック包装なしで販売されています。こうした包装なしの商品は「ネイキッド」と呼ばれ、LUSHの場合、全商品の60%を占めています。
ボディパウダーなどに使うラメもプラスチックが使われておらず、クリームやボディローションなどの液体を入れる容器は何度もリサイクルできるポリプロピレンを使い、使用済みの容器は店頭で回収して100%リサイクルしています。
このようにLUSHではプラスチック使用を減らす活動を行なっています。
その結果、2017年に節約したボトルは約80万個にもなったそうです。
驚くべき数字ですよね!!!
この活動の裏では、
「ギフトなのに包装せずに販売しているなんて」
「商品をプラスチックの袋ではなく紙袋に入れたら、せっかくかわいいのに見えなくなる」
といったお客様の声があり、大きな壁となっていました。
しかし、環境問題への配慮だと説明すると、快く受け入れてくださるお客様も増えたそうです。
こうした取り組みの増加や、私たち消費者の理解が深まることでより脱プラスチックが促進され、環境問題の改善にもつながると思います。
では今週はこの辺で。
https://www.businessinsider.jp/post-178763
シャンプーの新しい形とは・・
皆さんこんにちは!
今週の担当はばっしーこと小林が担当させていただきます!!
今回は「Nohbo Moisturizing Shampoo Drops」を紹介させていただきます
皆さんの周りにあるものを見渡してください
たくさんのものが個包装されていませんか??
今回紹介させていただく「Nohbo Moisturizing Shampoo Drops」も個包装になっているシャンプーなんです!
個包装になっているので持ち運びに便利!
しかしそれだけじゃないんです・・
なんとフィルム部分は水に溶けるんです!!
個包装特有のプラスチックゴミが出る
そんなことがなく環境にすごく優しい!!
使い方もとても簡単で一粒を手にとって水と一緒に頭にこするだけです
外の入れ物はプラスチックですがサトウキビ由来の生分解性
の植物樹脂で構成されています!これもまた環境にいい!!
興味を持った方は是非買ってみてはいかがでしょうか
では今回はこの辺で!
[参考]
・https://tabi-labo.com/289448/wt-shampoo
・http://www.nohbodrops.com/order/
マイクロプラスチックによる海洋汚染
こんにちは!
今週のブログはたろうが担当させていただきます。
春休みに、natuRableで国内活動を小学生低学年対象に環境教育活動を行います!
内容は ワークショップ、紙芝居、クイズ等を行う予定です
小学生に楽しみながら、環境問題に触れてもらえるように、具体的にこれから考えていきます!!
さあ、今週のブログは最近注目されている海ごみであるマイクロプラスチックについて紹介します!!
マイクロプラスチックを知っていますか??
プラスチックのごみの中でも、5ミリ・メートル以下のとても小さなプラスチックのごみです。
そんな小さいプラスチックが!?問題に!?
なっちゃうんです。
プラスチックは、太陽の光にあたったり熱を加えたりすると、もろくなり砕けやすく、小さくバラバラになってしまいます。
よくプラスチックプランターなど日によく当たっているプラスチックは、簡単に割れてしまうのと同じことです。
流木や海藻であるなら、微生物が分解して自然に戻っていきますが、プラスチックはどれだけ小さくなっても分解して無くなることはありません。
それだけでなく、魚などの海洋生物がエサと間違えて食べてしまう恐れがあります。
実際、プラスチックが胃袋に入っていた魚が琵琶湖でも発見されているそうです。
人間の作り出したプラスチックは、地球の環境を汚染し続けています。
1つ不思議なことがあります。
大きなプラスチックごみは、浜辺などに多くあるのに対して、マイクロプラスチックは遠くの沖合まで広がり分布していることです。
その仕組みは、海に漂うものは岸のほうへ波が押しやります。その際、海面に浮かぶ大きなプラスチックは岸の近くに寄っていき、浜辺に打ち上げられます。
その打ち上げられたプラスチックは、太陽の光にあたったり、砂にもまれたりして小さくなっていきます。
そして、小さくなったプラスチックは浮遊力を失い波にさらわれて海底近くを漂い沖へ出ていきます。
これにより分かることがあります。
それは、マイクロプラスチックを回収し増加を減らすために必要なことは、浜辺のごみ拾いです。
浜辺のごみを拾うことの重要性を多くの人に知ってもらいたいです。
海は、世界中繋がっています。
浜辺のごみは、世界の環境汚染の大きな原因となっています。
プラスチックは分解されず壊れにくいというメリットを持っている反面、その便利さが環境においてのデメリットになっているのです。
プラスチックについては、色々な話題がありますね!
調べてみると興味をひかれますね!
少し長くなりましたが、また来週!